米澤栄二 生い立ち
1963年:愛知県に生まれる。幼少期、母からの虐待で死にかける。それ以来、人に話しかけようとすると喉が絞まり、身体が硬直し、声が出なくなる。
1981年:静岡大学工学部、入学直後から引きこもりになり、「こんな自分は生きていてもしょうがない」と自分を責め続ける。部屋で一日中布団を被り、泣くことしかできなかった。3年後に中退する。
1986年:第一級無線技術士の国家資格を取得。その後、眼科医療機器のメーカーに研究開発職として入社。しかし人に話しかけることができないため仕事上の質問もできない。生きづらさに悩む。
2003年:部署の存亡を掛けて命がけで携わったプロジェクトが失敗。所属する部署が消滅し、あまりの絶望から辞表を提出するが慰留される。副業で整体院を開業し、施術のスキルを上げるために様々な講座を受講しはじめる。
2008年:施術を積み重ねる中で、患者の身体の不調の原因は「心」にあると確信。まったく弛まなかったお客様に、「明日の仕事の事は忘れましょう」と声掛けしたとたんにみるみる弛んでしまう出来事を経験。
2009年:心の改善で身体を治すことを決意し、カウンセリングの勉強をはじめる。
2010年:整体の無料サービスとしてカウンセリングを始める。しかし、一般的な「傾聴」だけでは身体の症状どころか心の問題すら解決できないことがすぐに分かり、より深くカウンセリングの理論を学ぶようになる。しかし、納得できるものが見つからず、自分で一からこころのしくみの研究をスタート。
2014年:自身の経験をもとに考案したトラウマ消去法(聴心解放術)で、うつがすぐに治ることが分かる。なかなか治らないとされる再発うつの患者が、わずか1、2回のカウンセリングで完治していった。
2016年:うつ病で47年間苦しんだ人を1回のカウンセリングで完治した。(※2024年現在に至るまで一度も再発をしていません。)
2017年:職場のメンバーが大きく変わったことでコミュ障の問題が表面化。意思疎通がうまくできなくなり、仕事も人間関係も急激に悪化していく。毎日、その日のトラウマを消去することで何とかしのいでいたが、メンタルの限界が近づいていた。決死の覚悟で同僚にコミュ障であることを打ち明けるが、「そんな言い訳をするようじゃもう終わりだ。見損なった」と突き離され、完全に孤立する。
2018年:同僚から一斉メールで泥棒呼ばわりされ、ショックで3時間動けなくなる。気力を完全に喪失し、適応障害と診断されて休職。別の職場への移動も認められず、そのまま契約期間が切れて退職となる。職場のストレスがなくなったことで適応障害はすぐに完治。カウンセリング業に集中することを決意するが、元来のコミュ障が壁となり集客は一向に振るわず、ついに預金が底をつく。
2019年:再就職を試みるが、能力を活かせる仕事はことごとく断られる。困り果てた挙句に最も苦手なコンビニバイトをするが、ふたたび心がズタズタになる。日々発生するトラウマを取り除くだけではキリがない。自分の場合は根本的な記憶(性格)も変えるしかないと気づき、性格の研究をはじめる。
2021年:性格のしくみがわかり、性格を改善する方法が見つかる。今まで死ぬほど苦痛だったものがウソのように気にならなくなった。
2022年11月:自身の研究をまとめた書籍『うつがすぐ治る』を出版。ひとりでも多くの人が癒されて欲しいとの願いから、オリジナルメソッドを完全公開する。
2023年8月:「条件反射リセット法」を考案。気分を後ろ向きにしたり、身体の症状を引き起こす不都合な反応(条件反射)を消去することができるようになった。
現在に至る